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セルバンテス文化センター東京公式ブログ

スペイン国営セルバンテス文化センター東京の公式ブログです。スペイン語、スペイン語圏の文化に関するコースやイベントの情報が満載!

天文学の世界=国際平和の賜物。

2009/10/09 | ニュース | | 1 comentario

皆さん、こんばんわ。昨夜10月8日(木)、『ソルプレサス・デル・コスモス(宇宙の驚異)』の講演会と写真展覧会を見てきました!ちょうどこの日の前日から記録的に(!)強い台風の影響で、大雨に見舞われるし、強風は吹き荒れるしと、「自然の」驚異を感じる日でもありました。

実はこの講演会を参加するにあたって、理系の話についていけるのかが心配だったのですが、逆に今まで知らなかったことが新鮮で且つとても感動的な会となったので、皆さんにご報告しますね。

宇宙の驚異

スペインからはラファエル・レボロ氏、アントニオ・フェリス氏という宇宙物理学者の先生が来日していました。まずは「宇宙」について文系の私にも分かりやすく説明がされたのですが、あの懐かしい「水金地火木土天海冥」の位置配分とかも一瞬でていたので、ちょっとホッとしました。

さて、講演会でとても感動したことが沢山あったので、いくつか挙げますね。

ビジョンが大きい!単位は地球!: レボロ先生の話によると、地球の寿命は約50億年だそうです。なんと気が遠くなるような話なんだろう・・・。実は講演会の前日に偶然、宇宙飛行士の若田さんがある番組のインタビューに答えて「宇宙の研究は、ある意味『人類最大の危機管理対策』といえる」っておっしゃっていたんですね。正直、私は「そんな50億年先のことなんて!」と思っていたのですが、やはり宇宙に目を向けてる方々というのは、視野が広いというか、話す単位が大きいんだなと感心しました。自分が「辛い」と感じてた1日なんて、50億年というスパンでみたら、一瞬の瞬きにも満たないんですね。

400年の技術の進歩:ガリレオが望遠鏡を作って、太陽の黒点を観察してから400年(今年はそういう意味で世界天文年でもあります!)。この間に、技術はすざまじい速さで進歩したんですね。カナリアスにあるテイデ天文台は、400トンもする世界最大の天体望遠鏡(というか装置)を保有していて、細かい部分まで天体観測できるとのこと。そして講演会の途中でスペインのテイデ天文台と中継でつないで、実際にその展望台が動く様子を現地スタッフが見せてくれるという場面もありました。本当に凄い!ちなみに、今、欧州天文台の建設予定で、それが実際に造られることになれば、その欧州天文台はテイデ天文台を超える最大級の大きさになるそうです。

③でもこういった天文台での観察にはすごい資金や大きな装置が必要になったり、限りがあるということで使われているのが「スーパーコンピューター」というもので様々な動きをシュミレーションするそうです。そのシュミレーションは実際に観測されたものとほぼ狂いが無い位に正確に計算されるんですって。凄い!で、さらに凄いのは、そのスーパーコンピューターは、体育館位の巨大(!)コンピューターで、建設に約10年かかるらしいんですが、その10年の間に1200倍の性能をもったさらにスーパーでスーパーなコンピューターが出来上がるんですって!だから常に新しい技術を探究しなければならない。その開発に携わっていてる科学者の方々、凄すぎます・・・!会場では、草野完也先生がこの難しい話を噛み砕いて説明してくれました。

④そしてこの講演会で最も心に残ったのが、柴田一成先生のお言葉でした。「天文学という学問や宇宙の観察という研究は、設備も必要ですし、資金面も莫大なお金がかかります。そして科学者なども相互協力し合わなければ絶対に進められない研究なんです。だからこそ、平和であるということは、絶対に必要不可欠なことであるし、国際協力は重要なことなんです!」そして、会場にいた4人の講演者の方々が、天文学の普及のメッセージを特に子供たちにむけてしていたことはとても印象的でした。

この講演会を出た後、とてもすがすがしい気持ちになって会場を後にしました。講演者の先生方の説明の巧さにあっという間の時間でした。これからは、夜空を眺めるのも、一日を過ごすのも、ちょっと違う観点から見れるようになりそうです!

講演会は終了しましたが、写真パネルの展覧会12月8日(金)まで開催中ですので、是非、行ってみてくださいね!

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1コメント a «天文学の世界=国際平和の賜物。»

  1. […] 宇宙といえば、以前セルバンテスで「宇宙の驚異」という講演会が開催されたことを覚えていらっしゃいますか?その講演会でも中継でつながったカナリアスにある天体大望遠鏡が、今までに観測されたことのない画像を捉えた!という大ニュースがあったんです。 観測されたマグネター […]

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