先週はスペインをはじめ、キリスト教圏ではセマナ・サンタ(聖週間)だったということは、皆さんお気づきでしたか?スペイン語圏の国々の多くがキリスト教ということもありますし、スペインに観光に行くなら子の時期に!なんて方もいるかもしれないので、今日はそのセマナ・サンタのことを書いてみたいと思います。
復活祭(Pascua)というのは宗教行事であり、伝統行事であるのはモチロンですが、その一週間がお休みになったりするので、スペイン人にとっては「春の休暇シーズン」でもあります。そして、観光大国であるスペインにとっては、国外からこの行事を見に来る観光客を引きつける観光行事ともいえると思います。
スペイン政府観光局(Turespaña)でも、「スペインの聖週間~La Semana Santa en España~」といったサイトを設けているくらいです。それくらいとっても大きな祭事なんですね☆
宗教的な話になるのですが、簡単に説明すると、イエス・キリストが復活するまでの1週間(受難⇒死⇒復活)を聖週間(セマナ・サンタ)とよび、スペイン全土で様々なパレードなどの祭事が行われるわけです。
セマナ・サンタの流れとしては、イエス・キリストが日曜にエルサレムに入る⇒布教活動⇒十字架に掛けられる前に弟子たちと取った「最後の晩餐」の日が木曜日(Jueves Santo)⇒十字架に張付けられ死を迎えたのが金曜日(Viernes Santo)⇒そして死を迎えて3日後に復活したのが復活の主日(Domingo de resurrección)というのが流れです。
パソと呼ばれる「お神輿」のようなものを担いで町を練り歩くパレードが見られます。代表的なのはセビージャのパレードですね。ニュースなどでもお祭りの様子がよく映し出されています。
スペインにせっかく行くなら、この一大祭事を見たいものです♪ このセマナ・サンタが終わると春祭りがあるので、「春が来たんだなぁ」と思わせてくれる行事でもあります。
日本では桜が満開をむかえ、まさに春!だんだんと温かくなる季節に元気もでてきます。冬眠から覚めてさらにスペイン語の勉強やイベント参加と活動していきましょうね☆