去る7月12日(木)、セルバンテス文化センター東京が主導となり、在日スペイン語圏19カ国の大使が文部科学省を訪問し書簡を提出しました。書簡の内容というのはタイトルにあるように、大学入試センター試験へスペイン語導入を要請するものでした。
センター試験では英語、フランス語、ドイツ語に加え、中国語(1997年)そして韓国語(2002年)が選択言語として追加されたものの、スペイン語が含まれていない点も書面では指摘しています。
これまでも何度かスペイン語の重要性に触れたことがありますが、改めてまとめてみたいと思います。
世界でこれだけ注目度、需要も高い言語であるスペイン語を選択肢の一つに含めて欲しいという要請は、日本の教育制度において大きな意味を持つのではないでしょうか。スペイン語の導入が日本の若者のコミュニケーション能力に更なる多様性と国際化が身に付き、日本とこれらスペイン語圏諸国21カ国との相互関係に利益をもたらすものであると各国が確信しています。
さて、12日は小雨の降る中、在日スペイン語圏19カ国の大使が文部科学省を訪問。代表で館長のビクトル・ウガルテが文部科学大臣政務官 城井 崇氏に在京スペイン語圏大使の署名入りの書簡を提出しました。
城井氏のブログにもその日のことが記されています。
http://kiitakashi2009.blog119.fc2.com/blog-entry-1289.html
スペイン語圏の国々と日本間での人材交流・相互理解の促進と要請内容を理解し、すぐに実現できるかどうかはわからないけれど、検討していきたい。そしてこれらの国々との関係が大切であることを再認識し、今後も日本とよりよい関係を築いていきたいという内容のお言葉をいただきました。
最後に、私見ですが、英語圏に留学をしたけれど、周囲にはスペイン語圏の人が多くてスペイン語の重要性に気付いたという友達が結構周りにいるのです。スペイン語の重要性、というと固く聞こえるかもしれませんが、スペイン語が分かることで世界が広がる、生活が楽しくなることは間違いありません!