無声映画と言えば今年のアカデミー賞作品賞を受賞した『アーティスト』をご覧になった方もいるのではないでしょうか。
セルバンテス文化センター東京では3週に亘り、スペインの無声映画作品をピアノの生演奏と共に上映します。
発声(トーキー)映画に移行してからは目にする機会がほとんどなくなってしまった無声映画。当時は音楽の生演奏や活弁士による解説と共に上映されていました。今回は当時の文化を忠実に現代によみがえらせ、1920年代の娯楽の世界へタイムスリップするような体験をお楽しみいただけますよ!
上映作品と開催日時のご案内。要予約。 パンフレットはこちらから。
8月28日 (火) 19:00~ 『トロイの家』
演奏:イグナシオ・プラサ
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの大学を舞台にした恋物語をフランスの無声映画界で活躍中のピアニスト、イグナシオ・プラサの演奏と共に。
『アンダルシアの犬』+セグンド・デ・チョモンの『幽霊屋敷』『アンダルシアの迷信』
講演:金谷 重朗 演奏:ダニエル・クーヤヴェツ
東京フィルメックス実行委員を務める金谷氏の講演後、ブニュエル作品、スペイン無声映画史先駆者の一人セグンド・デ・チョモンの2作品を、東京文化会館やオペラシティホールなどでピアノリサイタルを開催するダニエル・クーヤヴェツの演奏。
9月11日 (火) 19:00~ 『第六感』
講演:ロレンソ・ハビエル・トレス・オルテラノ
演奏:ダニエル・クーヤベッツ
レイ・フアン・カルロス大学で映画学を教えるロレンソ・ハビエル・トレス・オルテラノの講演と第2回に続き、ダニエル・クーヤヴェツの演奏。