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セルバンテス文化センター東京公式ブログ

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日本の中のペルー

日本の中のペルーセルバンテス文化センター東京では11月の期間中、アンデスの国のペルーの映画を特集しています。また、図書館の特別コーナーでは、ペルーの歴史、文学、文化を紹介しています。

日本とペルーの関係は、初めて日本人がアメリカ大陸の国々に移住した19世紀後半にさかのぼります。日本とペルーは1873年に外交関係を結びましたが、実際の関わりは1899年に大勢の日本人移民がリマに到着したのが始まりでした。ペルーは、ラテンアメリカで初めて日本との外交を確立した国で、ほとんどが若い男性労働者だった日本からの移民を認めた、中南米最初の国でもあります。

この移民は経済的な理由が中心だったといわれています。その頃の日本は、人口過剰による民主主義の危機と雇用不足で苦しんでいました。一方で、当時のペルーは地方の労働者を必要としていました。

そのほぼ100年後の1980年代から90年代にかけて、ペルーからたくさんの日本人移民の子孫達が戻ってきました。彼らは”日系”ペルー人と呼ばれました。彼らはこの時代のペルーの社会と経済の危機によって、先祖がしたのと全く同じことをしたのです。

日本政府はこの日系人の回帰を受け、日本の産業における労働力の必要性から、当時の移民法を見直すことによって彼らを受け入れたのです。

このペルー映画特集は11月9日(水)から始まり、2007年のアウグスト・タマヨ監督の作品『ウナ ソンブラ フレンテ』と、2008年にホセ・メンデス製作された『ディオセス』の2つの作品を上映します。どちらもペルー国内外で高い評価を受けた珠玉の作品です。

アウグスト・タマヨ監督は1972年に彼の父親によって書かれた小説からインスピレーションを受け、同じタイトルでこの作品を製作しました。主人公はペルー人の若いエンジニアで、アマゾンの森と国々を繋ぐ使命を受けます。この作品は2008年アカデミー賞非英語映画部門にノミネートされました。

ホセ・メンデスの『ディオセス』は、リマ南部の美しい海岸に住む家族の複雑な関係を描いた作品です。この作品はペルー、アルゼンチン、フランス、ドイツによる共同制作で、20世紀の終わりから21世紀始めのペルーの社会的地位の高い人々の生活を描いています。この映画は35以上の国際的な賞を受賞し、ペルー映画史上、最も多くの賞を獲得した作品となりました。

セルバンテスの図書館では、ペルーに関する本や映画のDVDを取り揃えていますので、ぜひお越しください。また、11月29日からは、ペルーの伝統織物の展覧会を行います。ミチェル&シアの国際コンクールの受賞作品の中から、手の込んだ繊細な手法の染色織物を展示します。

入場料は無料ですが、事前のご予約をお願いします。

文:シルビア・アゲッリ
翻訳 : 鶴羽 正高、高島 笑里

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