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インスティトゥト・セルバンテス東京公式ブログ

インスティトゥト・セルバンテス東京の公式ブログです。スペイン語、スペイン語圏の文化に関するコースやイベントの情報が満載!

第八回スペイン語国際会議

VIII Congreso Internacional de la Lengua Española先週、3月27日から30日にかけて、アルゼンチンのコルドバで第八回スペイン語国際会議が開催されました。

同会議は、先週の 3月27日、スペイン国王とアルゼンチン大統領、マウリシオ・マクリによって、アルゼンチンのコルドバ市で開会されました。

スペイン国王は、多数の国から200人以上の専門家が集まり4日間にわたって行われた会議の場で議論された、文化、教育、技術、起業といった分野におけるスペイン語の「統合的で包括的な精神」について賞賛しました。

スペイン国王フェリペ6世は、亜大陸におけるスペイン語の決定的な成長と強化は征服後すぐには起こらず、何世紀も後に起こったことを思い起こしました。

これらの地域が独立したとき、スペインの言語からの独立を要求する地域もありましたが、新たに宣言された共和国は、その内部結束と相互の結びつきを強めるためにスペイン語を使いました。

「未来に賭ける」

一方、アルゼンチン大統領は、この会議は「私たちが人々の生活を向上させるために共有すべき全ての可能性について議論し、考えるための絶好の機会である」と述べました。「言葉に賭けることは未来に賭けることです。」と宣言しました。言葉は「最も分配される富」だからです。

また、同大統領は、ポルトガルのマゼランが1519年に開始した(そしてスペイン人エルカーノよって終結した)初の世界一周に言及し、「それはスペイン王国によって資金を供給されたのでスペインの偉業である 」と強調しました。

また、航海による世界一周はグローバル化の始まりであり、スペイン語が特別な役割を果たして「私たちが簡単にコミュニケーションをとることを可能にする以上のことをした」とし、「素晴らしい多様性」を尊重できる共有言語として我々を結びつけた、と言及しました。

「母国語の詩的な真理」

インスティトゥート・セルバンテス、スペイン王立アカデミー(RAE)、アカデミー協会(ASALE)をはじめとする主催国と各国運営機関の各所長は、この3年に一度の会議を開会するにあたって改めて意見を取り交わす機会の重要性を強調しました。

インスティトゥート・セルバンテスのルイス・ガルシア・モンテロは、(アンダルシア出身のアントニオ・デ・ネブリジャがアクセントについて批判された件に関連して)、アクセントの相違や、双方の側で多くの作家によって生み出された優れた文学作品の価値を等しく認め、我々の先人たちから受け取った遺産や母国語としての詩的な真実を再評価するよう求めました。

4日間に及ぶ議論では、32カ国から250名に及ぶ報告者が、スペイン語の一体性と多様性、言語学的混交、翻訳、文学、亡命、ジャーナリズム、デジタル社会、人工知能(AI)、科学とイノベーションなどについて論じました。

会議の参加者は5,000人以上にのぼりました。パネリストの男女比については、ほぼ同じ割合で、聴衆の85%は女性でした。

アルゼンチン学術アカデミー会長ホセ・ルイス・モウレは、スペイン語の「うらやむべき健全性」について強調し「脅威は差し迫っていない」としました。また、スペイン語の多様性は汎スペイン主義のおかげで獲得されてきたものであると言及しました。

インスティトゥート・セルバンテス、学術ディレクターのリチャード・ブエノは、同会議は「プンタソ(闘牛の角の一刺し)」のようであり、議論されたテーマが賞賛に値するほど多様であることを評価しました。また同ディレクターは、今回のスローガン「アメリカ大陸とスペイン語の未来 : 文化と教育、技術と起業」は、同会議で5つの主題軸のもとで議論された各テーマのバランスを鑑みたものであり、過去の7回の会議のスローガンよりも長い選考過程を経て、採択されたことを説明しました。

閉会前に、インスティトゥート・セルバンテス所長のルイス・ガルシア・モンテロの司会で、マリア・テレサ・アンドゥルエットによる特別総会が開催されました。このアルゼンチン・コルドバ出身の素晴らしい作家は、彼女が言語の「画一性に向けたもくろみ」と呼ぶ潮流に闘志を見せ、「モノランゲージは略奪を生み出す」とし、「我々は皆、文化的メスティーソなのです」と言及しました。

同作家は柔らかな口調で、多様性と相違を認めること、「言語の純正主義」を目指す人々に対して抵抗すること、映画の吹き替えや、書籍の翻訳の際に中立的なイスパノ・アメリカ語を使用することに反対することを主張する長いスピーチを読み上げました。

(本文は、マドリッドのインスティトゥート・セルバンテスのプレスリリースを要約したものです。全文は(スペイン語のみ)インスティトゥート・セルバンテスのウェブサイト上のプレスリリース「開会と閉会」をご参照下さい。)

日本語訳 成田千恵

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