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セルバンテス文化センター東京公式ブログ

スペイン国営セルバンテス文化センター東京の公式ブログです。スペイン語、スペイン語圏の文化に関するコースやイベントの情報が満載!

ハポン支倉俳句賞授賞式

先週行われた日本スペイン文学ウィークの一環としてハポン支倉俳句賞の授賞式が開催されました。

この俳句賞は、日本スペイン交流400周年を記念した俳句賞で、スペイン語と日本語で応募を募り、スペイン語部門は748作品、日本語部門では1824作品が寄せられました。(主催:鎌倉虚子立子記念館、日本側及びスペイン側ハポン支倉常長俳句賞実行委員会)

授賞式は日本とスペインをビデオでつないでの両国同時開催で、素晴らしい交流の授賞式となりました。

日本側からは、小学生以下の部、中高生の部、一般の部の受賞者が参加、表彰状また副賞としてリアドロから陶器が、また一般部門での最優秀者にはトルコ航空からイスタンブール経由のスペイン・日本往復航空券が贈られました!

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授賞式及び文学ウィークの様子を以下のサイトでご覧いただけます。http://www.flickr.com/photos/instituto_cervantes_tokio/sets/72157636381550526/

 

この度、日本側審査員のお一人である対馬康子氏より選評が届きましたので、こちらにご紹介いたします。

 「ハポン支倉常長俳句賞」

選評    

対馬康子  「天為」編集顧問

伊達政宗が送った慶長遣欧使節から400年の記念おめでとうございます。そのゆかりが深いコリア・デル・リオの町の方々との温かい交流、そして震災の被害を悼み、復興を祈るハイクを寄せてくださったことに感謝を込めて、私も選をさせていただきました。

私の特選句は「みちのくに緑の菓子や支倉忌」です。みちのくの緑の菓子といえば、ずんだ餅を思い浮かべますが、それを日を浴びて成長する木々の「緑」と表現したところに、過去から未来につながる希望のようなものが感じられました。使命を受けてはるか海を渡った支倉常長への思い、そして今痛手を受け立ち上がろうとする東北を、やさしい色の緑の菓子が見守っているかのようです。

中高生の部「新涼や異国の靴の磨かれて」には異国への憧れや、いざ進もうとする将来への若者らしい密やかな決意があって爽やかです。

小学生の部「てくてくってはなびのおとがきこえたよ」では、花火の音が「てくてく」と聞こえたということに新鮮な驚きがありました。いかにも花火を楽しんでいることが伝わります。大人では絶対思いつかないでしょう。素直な発見をこれからも大切にして欲しいです。

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